心にしみる家庭の味––下町の賄い処「魚八栄五郎」

心にしみる家庭の味––下町の賄い処「魚八栄五郎」

カテゴリ: すみだのお店

東向島飲食店

目次

東向島で愛され続ける、心にしみる家庭の味と温もり

東向島駅からほど近くに店を構える「魚八栄五郎(さかなやえいごろう)」。もともとは惣菜店としてスタートしたお店は、お客さんからの「お弁当も作ってほしい」という声に応え、手作りのお弁当を提供するようになったそうです。

撮影:筆者

看板メニューは、「のりから弁当」(唐揚+ちくわ+焼鮭)と「のりから明太弁当」(唐揚+ちくわ+明太子)。どちらも600円というリーズナブルな価格ながら、ボリューム満点です。さらに、熱々のお味噌汁付き。忙しい日々の中でも、しっかりとした食事をとってほしいという店主の想いが込められています。

撮影:筆者
お店の名前にもなっている栄五郎さん。撮影:筆者

子どもたちが教えてくれた“家庭の味”

「食べることはいのちそのもの」。そう話すのは、7人の子どもを育てながら店を営む佐々木夫妻。最初からこの信念を持っていたわけではなく、子育てと仕事に追われる中で「いかに手間をかけずに楽にできるか」を模索していたといいます。しかし、食をおろそかにすると生活が乱れることを痛感し、改めて「食べることの大切さ」に気づかされたと教えてくれました。

「おいしいものを食べれば、人は元気になる」
「おいしく食べることは、生きる力を与えてくれる」
「食は心の扉を開く」

そんな想いを込め、毎日の食事作りに心を尽くしてきたそうです。その姿勢は、いつしかお店の味にも宿り、今では多くの人の心を温める存在です。

大きな唐揚げやちくわの磯辺揚は毎日食べたくなる味。撮影:筆者
お手頃価格なお惣菜類。ちょっとしたおかずの一品としても食卓を彩ります。撮影:筆者

“あの味”を求めて、遠方から訪れる人々

味の記憶は、体が覚えている。だからこそ、「お母さんのあの味が食べたい」と子どもが帰ってくるように、「魚八栄五郎」の味を求め、遠方から足を運ぶお客さんも多いと話します。

お弁当だけでなく、惣菜のラインナップも豊富。忙しいお父さん・お母さんが、安心して子どもに食べさせられる料理があるのも、この店ならではの魅力。だしの甘みがきいた「だし巻き卵」は絶品です。

30年間、手間を惜しまず、工夫を重ね、守り続けてきた味は、今や「この下町になくてはならない味」として定着してきました。
「食材のいのちが生かされたおいしい食事が、皆さまの健康と生きる力、そして家族の輪につながっていきますように」
そんな願いを込めて、今日も佐々木夫妻は、心にしみる家庭の味を作り続けています。

撮影:筆者

詳細情報

住所:〒131-0032 東京都墨田区東向島5丁目12−7
営業時間:火曜〜金曜10:00〜18:30(14:00〜16:00休憩時間)土曜10:00〜14:00
定休日:日、月、祝日

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