東向島の“世界の食堂”——ラザニアと世界の料理 ロカンタ

東向島の“世界の食堂”——ラザニアと世界の料理 ロカンタ

カテゴリ: すみだのお店

東向島飲食店

目次

木〜月だけ、地蔵坂通りに現れるあたたかい味の交差点

東向島・地蔵坂通り。どこか懐かしい空気が流れるこの通りに、木曜から月曜の週5日間だけオープンするユニークなお店があります。
店名は「ラザニアと世界の料理 ロカンタ(以下、ロカンタ)」。ラザニア?ロカンタ?と少し耳慣れない言葉の組み合わせですが、その響きのとおり、ここは一風変わった“世界の食堂”なのです。

「ロカンタ」とはトルコ語で「食堂」を意味する言葉。ふらっと立ち寄れて、誰かの家庭の食卓のようにあたたかくて、思わず長居してしまう。そんな空気がこのお店には流れています。

A看板も内装もかわいらしいお店。撮影:著者

ラザニアの“イメージ”を超える、5層仕立ての奥深さ

ラザニアと聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、洋食屋さんの定番メニューや冷凍食品かもしれません。しかし、ロカンタのラザニアは、そのイメージを大きく覆す一皿です。

まず特筆すべきは、ホワイトソースを使用していない点。スパイスが香るミートソースには、世田谷区・豪徳寺の「sunya」さんによるローストガラムマサラを使用し、隠し味には醤油やみりんが加えられています。イタリア産のパスタを丁寧に重ねた“五層仕立て”の構成。一口ごとに、香り・食感・旨みが幾重にも広がります。

ベースはクラシカルなイタリアンでありながら、各国の家庭料理に着想を得たアレンジが施されているのもロカンタらしさ。ガンボスープやタイのグリーンカレー、野菜たっぷりの副菜など、思いがけない“世界のごちそう”に出会える楽しみがあります。

ロカンタセットはボリューム満点‼︎ お店の看板メニューのラザニアはすごく美味しい! 撮影:著者

「家庭の味」を、誰かに届けるためのストックフード

イートインだけでなく、ロカンタのもう一つの特徴がラザニアをはじめボルシチ、ガンボスープ、グリーンカレー通販です。オンラインショップ(BASE)を通じて全国に発送されるこの商品たちは、忙しい毎日を送る人の“ごちそうストック”として人気を集めています。特に毎年7月から9月までBASEで送料500円キャンペーンを開催中で、暑い夏のストックとしても大活躍。

「冷凍だからこそ、素材や味にはとことんこだわりたい」というのが、店主の思い。保存料に頼らず、手づくりの美味しさをそのまま閉じ込めたラザニアは、おうちごはんのクオリティをぐっと引き上げてくれます。

ギフト用や、ちょっとした差し入れ、家族の“ご褒美ごはん”にもぴったり。ラザニアという料理が、こんなにも人を思いやれる食べ物なんだ、と気づかせてくれます。

ショーケースを見ているだけで涎が出てきます。撮影:著者

2階は「ゲストハウス墨田長屋」。まちと旅人が出会う場所

ロカンタの魅力は、料理や店づくりにとどまりません。
実はこのお店、2階に「ゲストハウス墨田長屋」を併設しています。墨田のレトロな風景を残す東向島エリアで、旅人が泊まり、地域の人々と自然に交差する拠点としても機能しているのです。

地元で暮らすように旅をする人、商店街をめぐる観光客、そして毎週ラザニアを楽しみに通う常連さん。店の前を通る人々が、食と滞在を通じて緩やかにつながる。ここは、まさに「まちの食堂と宿の交差点」なのです。

2階は、ゲストハウスで外国人の旅行客がよく利用している。撮影:著者

店主の“やさしさ”ごと味わう、東向島発のラザニア体験

ロカンタを訪れると、料理の美味しさ以上に印象に残るのが、店主のあたたかい接客と穏やかな空気。まるで誰かの家に遊びに来たかのような、肩の力が抜ける時間が流れています。
最近は、地域のイベント出店やお店でのコラボイベントも開催しています。

墨田区の街角で、世界の味と、人のぬくもりに出会う。
今日もまた、ロカンタのドアの向こうで、誰かの“いい日”が生まれているのかもしれません。

店舗情報

ラザニアと世界の料理 ロカンタ

Instagram: @lasagna_lokanta

住所:〒131-0032 東京都墨田区東向島3丁目33−2

営業日:木〜月(火・水、月2回月曜定休)

営業時間:11:30〜18:00(日曜・祝日は17:00まで)

通販(BASE):https://lasagna.base.shop

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