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いつも以上に活気のある広場で
11月9日(土)。この日は毎週土曜日に行われている朝の青空市から夜市まである特別な1日。出店者や事務局メンバーの熱気が伝わるように、普段の朝のヤッチャバからいつも以上に客足が多く活気も感じました。
墨田区には現在、農家も漁家も統計上1軒もありません。そんな墨田区に「つくる人」 と「食べる人」 との距離を縮め、両者がつながり関係を深める場所をつくりたい。そんな想いを胸に全国から生産者さんを招き、かつて墨田区内にあった青果市場 「やっちゃ場」 からその名の響きをいただいて、2010年に墨田で青空市ヤッチャバはスタートしました。「食を介して人をつなぐ。人を介して地域をつなぐ。」というスローガンを掲げて今年14年目になる青空市です。
事務局メンバーは基本まず朝7時に集合。ヤッチャバの横断幕や遠方から来た農家さんのセッティングの準備を手伝います。農家さんたちも朝7時から続々とやって来て、採れたて野菜の入ったコンテナを配置していきます。
事務局のスタッフメンバーは基本的には平日会社勤めしている方々がほとんど。大学のインターン生もお手伝いという形で集まってイベントを作り上げています。この日の事務局メンバーは朝から多めに出動していました。
はじめてのおかいもの企画
朝市ではヤッチャバのLINEクーポンアプリで引けるくじ引きや「はじめてのおかいもの」という子どもたちがヤッチャバの出店ブースでおかいものをする企画を行っていました。はじめてのおかいものは事前予約制で実施したこの企画。すぐに枠が埋まって大いに盛り上がっていました。当日朝10時になると続々とかわいらしい子どもたちが集まります。親御さんからの「おつかいメモ」を持って、ヤッチャバ内を使って早速買い出しへ。ヤッチャバのスタッフもちょこまか動く子どもたちの買い物をサポートしていました。
夜市の準備へ
午前の青空市が終わると、夜市の準備を行なっていきます。電気系統を担当するのが「内藤農園」の内藤さん。ヤッチャバでは朝獲れのみかんが人気でいつも行列ができている内藤農園。農業の知識だけでなく、いろんなことに詳しい内藤さんは、周囲からの頼まれごとも多いそう。朝はみかんを売り払い、午後からは夜市に向けて電気系統を任されてヤッチャバ事務局メンバーと照明準備にいそしんでました。
コロナ禍以降、今年で3回目となるナイトマーケット
ヤッチャバ夜市は去年の11月に始まって今回で3回目(4月6日に600回記念祭を行い、今回で3回目を実施)。いつも出店している農家さんが射的コーナーを担当したり、地元の飲食店さんがヤッチャバの野菜を使ったコラボ料理を販売したり。コーヒーや真鍮職人によるワークショップもありました。19時までのあいだ、地域の子どもたちによるフラダンスチーム「フラ・ハラウ・オ・ヘレイピリナヘ 」や「オーロラキッチンウクレレ部」のみなさんが演奏会をして盛り立てます。
大盛り上がりで幕を閉じたヤッチャバ夜市
地域の温かい絆と、農家の方々の情熱が交差する「ヤッチャバ夜市」が、今年も大盛況のうちに幕を閉じました。特別な1日を共有できたこのイベントには、多くの笑顔と賑わいが溢れていました。次回の開催を楽しみに待ちましょう!