目次
画像は、墨田区ホームページより引用
武士たちの痕跡を辿る
東京の低地に暮らす人々の生活は、水と深い関わりを持っていました。かつて、墨田区に拠点を持った武士の江戸重長や葛西清重もこの地で生活していました。彼らは源頼朝の鎌倉入りの際にはその地の利を活かして隅田川を渡る手助け。初期鎌倉幕府の基盤を支えました。本展示では、そんな低地に生きた武士たちの活動やその痕跡を紹介します。
東京低地は産業発展の重要な場所だった
東京低地とは、東京都の中で特に海抜が低い地域のことを指します。江東五区と埼玉県、千葉県の一部の地域で構成され、隅田川、荒川、江戸川などの河川が集中する地帯です。かつては湿地帯や河川の氾濫原で、江戸時代からの治水事業や埋立てによって現在の姿に変わりました。
低地は水と密接な関わりがあります。江戸時代から現代に至るまで、河川や運河が発達し、交通や物流の拠点として重要な役割を果たしてきました。また、低地の特性を活かした水辺の風景や、水を利用した産業なども発展しています。
例えば、墨田区には隅田川が流れ、江戸時代には舟運が盛んでした。現在でも、河川沿いの風景や歴史的な建造物が残り、観光資源としても注目されています。このように、東京低地はその地形と歴史から、多くの人々にとって重要な場所となっています。
展示概要
期間:開催中~2024年09月01日まで
場所:すみだ郷土文化資料館(東京都墨田区向島2-3-5)
営業時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・第4火曜日
入館料:個人100円・団体(20名以上)1人80円
※中学生以下と身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方及び介助の方は無料
問い合わせ先:TEL03-5619-7034、FAX03-3625-3431